2021年4月12日月曜日

4月24日(土)からの展示について


 今月は、久しぶりのギャラリーでの個展です。

ヤオ族、レンテン族、タイ・ルー族。。。。北部の民族は、普段着として民族衣装を着ている女性たちが多く、村を訪れる度、村の人たちの日常着が気になります。

年々、古い衣装のように手の込んだものは作れなくなってしまい、どんどん簡単なものになっているのを感じます。その理由として、簡単に洋服を買って着ることができるようになったことや、民族衣装の為にたくさんの時間をかけることが、できなくなっていることだと思います。

最近は、「古くさいもの」とか「お金になるもの」という風に考えられている部分もあるため、村からどんどん古い布がなくなっています。

私の手元にある民族衣装は、村の人が譲ってくれたものや、マーケットで売られていたものです。たくさんではありませんが、できるだけ残し保管して、いつかラオスの人たちが自分たちのアイデンティティについて考えるようになった時、お役に立てればとも思っています。

(前回のある日さんでの展示風景)

昨年は、イベントを開催できても、行くことができないことができずに、イベント先のお店任せっきりになることも多かったです。今年は、できるだけ各会場に在店して、私の持っているラオスのテキスタイル資料を展示したいと思っています。

今月は、四日市にある侶居さんでの展示です。

古い町家を生かした建物で、とても素敵な空間。

久しぶりに全日程、終日会場におりますので、皆様のお越しをお待ちしています!


2021年4月6日火曜日

ラオスの手仕事展 -布と籠のある暮らし-







 今月24日(土)〜29日(木)は、四日市でイベントがあります。

昨年は、コロナ禍で延期を余儀なくされた侶居さんでの展示ですが、ようやく1年越しに実現します。


月の温さんとat the table est 2015さんにもご協力いただいて、2日間限定の喫茶もオープンします!お菓子とお茶の発送もあります!

ラオス北部の民族についての展示も同時に開催しますので、たくさんの方に見ていただけたら幸いです。


新商品もギリギリまで準備中。。。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしていまーす。





2020年10月14日水曜日

悲しいお知らせが届きました。

 2018年に出版した本。「ゆったり流れる旅時間 ラオスへ」の中には、ガイドブックとしてオススメの観光地、レストラン、ショップの掲載をしていますが、買ってくださった方が、ずっと手元に置きたいと思ってくださるような一冊にしたくて、さまざまな方へインタビューを行ない、少しでも深くラオスのことを知っていただけるような本にしました。

その中で、モン族と深く関わりのあるCama craftのマネージャーのEtさんにも、インタビューしています。彼は、ラオスのモン族がタイの難民キャンプに逃れている時代から関わってこられた方で、難民キャンプでは薬など医療面をサポートしていたことをお話ししくださいました。大きくは載せられませんでしたが、長期間に渡る難民生活の中で、「刺繍」が女性たちの心の支えだったになっていたことを知りました。

そのお話をしてくださったEtさんが、どうやらお亡くなりになったそうです。

SNSを通じて知ったのですが、5月にはメッセージのやり取りをしていただけに、突然すぎてびっくりしました。以前癌を患っていて、退院後はすっかり痩せてしまっていたけど、元気に冗談を言って笑っていたのに。。。


信じられなくて、本人とチャットを試みるも、何も返事がなく。やっぱり事実なんだと受け止めるしかなかったです。

Cama craftのメンバーにはまだ会えていなし、状況がイマイチ分かりませんが、お店にお邪魔できるのはもう少し先。。。もう一度会って冗談言いながら話したかったな。


私は、彼からいただいたさまざまなお話を、大切に伝えていきたいと思います。


2020年10月9日金曜日

静岡市美術館ミュージアムショップでの販売スタートしました。

 先週末から約2ヶ月間、静岡市美術館の「絵本画家・赤羽末吉あかばすえきち展『スーホの白い馬』はこうして生まれた」展で販売をさせていただいております。




会場にはまだ足を運んでいませんが、来月お邪魔したいと思っています!

私の中で、赤羽さんの本といえば、「おおきな おおきな おいも」です。ボロボロになってしまったけれど、まだ手元に残っているこの本。小さい頃よく読みました。


静岡市美術館やお近くにお出かけの際は、ぜひミュージアムショップのHymaの商品お手にとってご覧ください。商品の追加も行いますので、何度でも〜!


「絵本画家・赤羽末吉あかばすえきち展『スーホの白い馬』はこうして生まれた」
期間中、ミュージアムショップにてHymaの商品を販売。
日時:2020年10月3日(土)〜11月29日(日) 10:00〜19:00 ※月曜休館
会場:静岡市美術館

2020年9月27日日曜日

「お茶の時間の器」展終了




 信州小諸 城下町フェスタお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

伊藤径さんとご一緒させていただいたのは、今回は初めてでしたが、以前から作品を見せていただいたり、意見交換させていただいていたこともあり、展示用の商品選びがとっても楽ちんでした。

径さんは、以前四日市で急須作りを学んでいたことがあります。その経験を生かして、三重に関わる作品も作っていってほしいな、、、と、こっそり思っています。


さて、次のHymaの商品販売は、10月3日(土)から静岡市美術館で開催される絵本画家・赤羽末吉あかばすえきち展『スーホの白い馬』はこうして生まれた」展です。

赤羽さんは、少数民族の絵本なども作られていたそうで、アジアの少数民族という点でご連絡をいただきました。今回は、珍しく2ヶ月という長期販売になりますので、そろそろ上がってくるラオスからの荷物を追加しながら、じっくりと販売させていただきたいと思っています。

私も大好きな赤羽さんの展覧会、すごく楽しみです!!



2020年9月16日水曜日

山のアトリエ

 


ラオスから日本へ帰国し、もう半年が経ちましたが、まだラオスへのフライトはありません。


久しぶりに長い時間日本で過ごしてみて思うことは、日本は、本当に便利で安心な国だということです。


日本にだって、凶悪な犯罪や人を騙してお金を盗んだり、、、そんな事件もあるけど、やっぱりラオスで暮らしている時の方が、お金を盗られないようにカバンの上から上着を羽織ったり、変な事に巻き込まれないように、1人で夜歩かないし、もっともっと気を張っていました。

なので、最近はこの安心感にほっとしています。


ただ、寂しいと思うのは、「便利で安心」と引き換えに、どんどん単一化した社会になっていっていること。

それぞれの生き方や、土地によって違う風景、、、もう少し多様性のある社会でもいいんじゃないだろうか。

そして、ラオスにいた時のように、森や自然をもう少し近くに感じたいなぁ。。。と思い、美しい川の流れる山にアトリエを借りることにしました。

自然豊かで、適度な人と自然の距離感。そして、不便さ。

楽しくなりそうです。


この土地の持つ魅力もご紹介していきたいなと思っています。



2020年8月11日火曜日

暑い日の過ごし方は、暑い国に倣う

 


梅雨が長いなぁ。。。と思っていたら、強い日差しの「夏」がやってきました。

「ラオスと同じくらい暑いでしょう?」と言われますが、今は、ラオス雨季なので、日本より涼しいです。

ラオスの雨季は、5ヶ月くらい雨が毎日降りますが、雨のくる前には、空気が、湿気をはらんでむんむんしてきて、「もう無理っ。」って思った頃に、突風が吹いて雷がゴロゴロし始め、バケツをひっくり返したみたいな雨が降ってきます。

ぬるま湯だったシャワーが、雨が降ったら一気に冷たい水に変わって、全てが冷やされるんです。雨季は、嫌いじゃない。湿度でカビやすいのには困りましたが、雨の音が心地よく、夜の雨はよく眠れました。

この雨季に入る前の、乾季最後の4・5月は、雨が降らないのに40度を超える日もあるので、もうカラッカラッで、日差しも痛くて辛かった。

そんな時は、絶対真昼間には外出しません。そして、お昼寝を取ることが大切。

少し動いただけで、体力を大きく消費するので、ラオス人のお昼寝はこれか。。。と納得です。眠って体力回復、必要な作業なんだな。

今、日本の暑さも、30度後半が続いているので、昼間は静かに家にいて、お昼寝を15分でもいいので取るのが大切だな、とラオスの暮らしから学んでいます。ぜひお試しを!